1 川のほとりの美術館
緑豊かな川沿いに佇む、日本初のフォークアートミュージアム。「暮らしの中で創られた楽しいもの、美しいものを」と館主の岩田美樹さん。夫である版画家・岩田健三郎さんとの旅先で出会った国内の作品や、中国の金山地区で描かれる農民画、韓国の布工芸品・ポジャギなどを展示。作り手の息遣いを感じる作品が並びます。
1 川のほとりの美術館
緑豊かな川沿いに佇む、日本初のフォークアートミュージアム。「暮らしの中で創られた楽しいもの、美しいものを」と館主の岩田美樹さん。夫である版画家・岩田健三郎さんとの旅先で出会った国内の作品や、中国の金山地区で描かれる農民画、韓国の布工芸品・ポジャギなどを展示。作り手の息遣いを感じる作品が並びます。
2 明珍本舗
街中のあちこちで涼やかに響く、澄んだ音色の正体がこちらの工房で作られる「明珍火箸」。4本の火箸を合わせた伝統的な風鈴で、デパートなどで購入できます。平安時代には甲冑師として、江戸時代には火箸で名を馳せた明珍家。音楽家のファンも多く、冨田勲やスティービーワンダーの演奏にも使われています。
3 紅鶴
今も町家が点在する風情豊かな野里商店街に佇む一軒。姫路出身で、大阪や神戸の中華料理店で腕を磨いたというオーナーが心がけるのは、中国の伝統料理をベースに姫路の海と山の幸、米、酒など地元の豊かな食材の魅力を活かした“地産地消”のメニュー。アラカルトからコースまで、胃と心を満たす料理がいただけます。
4 PARLAND COFFEE
野里エリア裏の住宅街に数多くのファンが訪れる、シングルオリジンのスペシャルティコーヒーのお店。東京出身の井上満裕さんが祖母の家を活かして開いたお店は、「お客さんにゆっくりしてほしい」と自然素材を使った開放的な空間とテラス席を用意。主に地元の有機野菜を使った自家製フードやスイーツもぜひ。
5 男山配水池公園
姫路城の西側にある男山の上にあり、「世界遺産姫路城十景」の一つとして有名なビュースポットです。大天守と三つの小天守が全て見られるのは十景の中でもここだけで、夜にはライトアップされたお城が展望できます。200段ほどの急な階段が続きますが、ここでしか見られない姫路の絶景が見られますよ。
6 姫路文学館
「姫路城がどこからも美しく見えるように」と建築家・安藤忠雄が設計したモダンな建物が印象的。この日は改装中のため休館でしたが、7/30にリニューアルオープン予定。北館には姫路城にまつわる物語を通して歴史を知るコーナーや、言葉でたどる播磨の文人たちの展示、南館にはカフェや図書館もお目見えします。
7 姫路市立美術館
赤レンガのモダンな建物と、姫路城の借景も見事な美術館。建物は明治時代のもので、戦前は旧陸軍の倉庫として使われていたそう。館内には常設、企画、コレクションギャラリーがあり、常設展ではモネやマティスなどの近代フランス絵画を展示。姫路公園の中にあり、広々とした芝生の庭園は散歩にもぴったりです。
8 停主
城近くの裏路地の赤提灯に誘われて入った、おでんと焼鳥の人気店。ここ数年でブームになった生姜醤油で食べる「姫路おでん」ですが、同店では創業から約60年に渡り“昔からのおふくろの味”として提供。ほかにも希少な部位・まつばの焼鳥、播州赤鶏を炙ってポン酢でいただく名物ひねぽんなど、味わい深い逸品が揃います。
9 東來春
昭和の風格ある佇まいが目を引く有名な中華のお店。中華ソバをはじめ豊富なメニューの中でも、1946年の創業から愛される看板メニューがこのシュウマイ。野菜たっぷりあんを自家製の皮で包み、オリジナルソースか辛子酢醤油をかけていただくシュウマイは、もっちりと弾力のある食感がやみつきに。テイクアウトも可能です。
10 かもめ屋 姫路西店
老舗商店街にある、創業35年以上という海老とステーキの鉄板焼きの専門店です。趣のある和空間でいただいたのは、お店自慢の国内産ヒレ切込と小海老3尾が乗った「かもめランチ」。オリジナルのタレが柔らかい肉やエビとマッチ。コクがあるのに、さっぱりとした上品な味わいが印象的でした。
11 十七八
老舗の趣ある建物と「おでん」の看板が目印。白木のカウンター越しには、3代目の女将が丁寧に仕込んだおでん種がずらり。わらび、わかめ、蛸、焼き豆腐、シュウマイなど、和辛子でいただく上品な風味のおでんは全部食べたくなるおいしさ。温かなもてなしも心身に染み渡ります。専用のお持ち帰り缶でお土産にもできますよ。
12 甘音屋 姫路駅北店
江戸時代、茶文化とともに和菓子作りが城下に広がった姫路。その南西部・蒲田で’09年に生まれた新進の和菓子屋さんです。職人が丁寧に炊きあげたあんのおいしさが堪能できる名物のどらやきや最中、かりんとう、季節替りの生菓子まで、見た目も味も上質でモダンな和菓子がずらり。新たな姫路みやげの定番として評判です。
13 新生軒
創業は昭和30年頃、現在3代目が昔の味を守る老舗。看板や暖簾、ショーケースまで昭和の趣たっぷり。メニューはこちらのワンタンのほか、中華ソバ、ワンタン麺、ギョウザとシンプル。透き通ったクリアなスープは、豚骨と鶏ガラベースのあっさり繊細な味わいで、何度でも食べたくなるおいしさ。3代で通うファンもいるそうです。
14 赤心
商店街の一角で賑わうとんかつ屋さんです。昭和10年に洋食屋として始まり、今は3代目のお母さんと娘さん、息子さんで経営されています。とんかつやエビフライ、豚汁など昔ながらの定番メニューも魅力ですが、裏人気メニューがオムライス。薄い卵で包んだケチャップライスの家庭的な味わいにほっと心が和みます。
15 piccola sicilia
住宅街の一角に昨年オープンした、アットホームな雰囲気のシチリア料理店。「姫路は海と山の幸が豊富で、どこかシチリアに似ている」と店主の山本豪一さん。定番から日替わりまで、瀬戸内の新鮮な魚介、地元の有機農家から仕入れる野菜を多用したイタリアの郷土料理がずらり。姫路の食の奥深さを教えてくれるお店です。
16 米ギャラリー大手前
緑深い山の入口に佇む、3代続くお米屋さんの若夫妻が営むお店。築130年の古民家を自ら改装したセンス溢れる空間は、骨董や雑貨、お米も販売。ご飯の炊き上がりは毎日お昼12時。完全予約制のランチは、季節折々の地元野菜を中心にした目にも美味しい料理に感動。ぜひ足を伸ばして、五感で体験してほしい一軒です。
17 枯白
駅から離れた田園地帯にある、気鋭の家具作家・乾さんご夫妻の工房です。工場の跡地を改装した空間には、主に木と鉄を使った家具や什器、小物などが見られる展示室(予約制)を併設。枯れゆくものの美しさ、そして物事のはじまりを表す店名のように、経年により味わいが増す、使う人に寄り添う一点に出合えます。
18 Caffè Nero.
海に近い白浜町の工場地帯で10年続くアンティーク&カフェのお店です。昭和初期に建てられた祖父の工場を改装したという広い空間は、ヨーロッパを中心としたアンティークの家具や小物、食器まで姉妹のセンスが凝縮。おいしいコーヒーや自家製ケーキとともに、時間を忘れておだやかなひとときが過ごせます。
19 HUMMOCK Cafe
ヨットが停泊する的形の水辺にある、コンテナを積み上げたカフェ。ご主人による自家焙煎のコーヒーと自家製のパン、奥様が作る地元の食材の魅力溢れる料理、アルゼンチンをはじめ世界の素敵な音楽、味わいあるインテリア。それらと調和する海辺の景色と潮風に身を任せ、異国を訪れたような旅気分が味わえるのです。
たとえ遠く離れていても、時々ふと店主の顔を見たくなるお店が僕にとって好きなお店の共通点だ。“ヨットハーバー沿いにあるカフェ”。そう思い浮かべるだけで都会にいても胸の奥がムズムズしてくる。瀬戸内海に面した姫路の的形にある海 […]
たとえ遠く離れていても、時々ふと店主の顔を見たくなるお店が僕にとって好きなお店の共通点だ。“ヨットハーバー沿いにあるカフェ”。そう思い浮かべるだけで都会にいても胸の奥がムズムズしてくる。瀬戸内海に面した姫路の的形にある海を望むハンモック・カフェは、朝から香りのよいコーヒーと朝食が楽しめる。潮風が通り抜ける開け放たれた窓からは停泊中のヨットのマストに金具があたる音が時おり聞こえてくる。2002年に中村ご夫妻がオープンしたお店はほとんどが手づくりで、ハンモック構造をもったコンテナを積み重ねて1年かかって自分たちでつくりあげた。今年から今までよりも早い営業時間に変えたのは、自分たちの暮らしや気持ちの変化から自然にそうなったのだという。おかげで、的形で一番心地よい朝の陽ざしと潮風を感じることができる。信彦さんが7年前から始めた自家焙煎の香味のよいブレンドのコーヒーを飲み、季節の野菜や果物、手づくりハム、自然発酵種のパンを揃えた真理子さんお手製の朝食プレートを食べていると、静かに音楽が鳴っていることに気づく。海を渡る風のようなバンドネオンの調べ。ここは姫路なのか、アルゼンチンなのか、アドリア海沿いなのかだんだんとわからなくなってくる。そうやって思い浮かべるだけでも幸せな気分になれる。さて、明日の朝は晴れるかな?
〈東来春〉の取材で、この店の古くからの看板メニューであるシュウマイについて話を聞いていたら、「大通りにある〈十七八〉というおでん屋さんでもうちのシュウマイが食べられるらしいですよ」と女将さんが教えてくれた。“らしい”とい […]
〈東来春〉の取材で、この店の古くからの看板メニューであるシュウマイについて話を聞いていたら、「大通りにある〈十七八〉というおでん屋さんでもうちのシュウマイが食べられるらしいですよ」と女将さんが教えてくれた。“らしい”ということは、食べたことがないのですかと聞くと、「そう、まだ食べたことはないの。お客さんが教えてくれたんです」という。東来春のシュウマイはいわゆるシュウマイとは違い、ふんだんに使われた野菜も挽肉も形をとどめない、練り物にも似た食感が特徴で、“蒸し”と“焼き”の2種類がある。女将いわく「やっぱり蒸しが一番」で、両面に焼き目をつけた焼きシュウマイは観光客の間で珍しいと人気。それに加えて、ある意味裏メニューのように〈十七八〉の“おでんシュウマイ”がある。その夜、十七八ののれんをくぐると、銅の鍋にうつくしく並んで浮かぶおでん種の中に、東来春のシュウマイの姿があった。よく考えると、練り物的な食感のシュウマイが、おでんに合わないわけがなかった。十七八の女将さんは、「このあたりのシュウマイをその時々で使うんですけど、最近は東来春さんのが定着してきました。あと練り物は、姫路の蒲鉾の老舗〈ハトヤ〉さんのを使っているんですよ」という。このおでん鍋も地元を紹介するひとつのメディアなのだ。そう腑に落ちて2軒のハシゴに満足した。
※記載の内容は2016年7月の発行時点での情報です。
※予告なく移転や営業時間等の変更があり得ることをご了承ください。
※記載の内容は2016年7月の発行時点での情報です。
※予告なく移転や営業時間等の変更があり得ることをご了承ください。