1 七福神
日本一長い商店街として知られる天神橋筋商店街にある、いわゆるソース“2度付け禁止”の串カツ屋さんです。おでん、土手焼きもあります。カウンターのみで店員さんとの距離も近く楽しい。ここではウスターソースの他に“フルーツカレーソース”もあり、おでんのスジ肉の串カツに付けて食べるとこれが絶品!
1 七福神
日本一長い商店街として知られる天神橋筋商店街にある、いわゆるソース“2度付け禁止”の串カツ屋さんです。おでん、土手焼きもあります。カウンターのみで店員さんとの距離も近く楽しい。ここではウスターソースの他に“フルーツカレーソース”もあり、おでんのスジ肉の串カツに付けて食べるとこれが絶品!
2 お好み焼きの双月
天神橋筋三丁目商店街にあるお好み焼き屋さん。大阪に来ると、粉物を食べたくなります。ここは、すべてが半個室になっています。女性1人訪れても食べやすい作りです。お好み焼きは自分で焼いても、店員さんに焼いてもらってもヨシ。双月“特性にんにくオイル”と一緒にいただきました。たまらない味でした。
3 graf shop&kitchen
プロダクトデザインから食、アートのクリエイティブを発信する「graf」のカフェ。中之島を散歩する際には訪れたい場所。大きなガラス窓から入る光を楽しみながらのコーヒーブレイクは、それは気持ちのいいものです。イベントも定期的に行われているので、是非チェックしてみてください。
4 (食)ましか
午前中~夕方はサンドイッチ屋とタバコ屋、夜はイタリアンというユニークなお店。今回は午前中の“サンドイッチ屋”に訪れました。めんたいオムレツとアボカド、キャベツと人参のサンドイッチは他ではいただけない味。どの友人に聞いても夜の食事も特別だとのことで、次回来阪には必ず再訪したく思っています。
5 Restaurant RIVE GAUCHE
昭和2年竣工、国指定文化財にもなっている芝川ビルの地下にあるベトナム料理屋。リヴ・ゴーシュとはフランス語で「左岸」の意味。そういえば、キタとミナミを見たときにパリの右岸、左岸と一緒だなと思いました。パリのベトナム料理屋もおいしいところがたくさんあるように、ここの料理も記憶に残る味でした。
6 dieci cafe
南天満公園よりちょっと北に入ったところにあるカフェです。1階は、インテリアショップで、2階がカフェ。今回いただいたのは、「クロックマダム」。日本ではなかなか「これ!」とおもえるものに出会えないのですが、頬が緩む味でした。ミルク出し焙煎大和茶もすっきりとしていて、楽しい午後のひとときを過ごせました。
7 iloilo
聞くところによると、お店のある界隈は、カレー屋さんの激戦区。そんな中、外装からして「ここはインド?」と思わせてくれるカレー屋さんです。いただいたターリ(カリー定食)、これが非常にウマい! スパイスが素材とからみあう、素朴だけど奥深い味に感動を覚えました。旅に出て、普段味わえない食に出会う喜びを噛みしめたのです。
8 餅匠しづく新町店
和菓子屋さん。季節の甘味が楽しめるお店です。こちらのお店ではイートインができるようになっていて、今回は「くるみ餅」をいただきました。枝豆の餡に包まれた餅であることから名付けられた和菓子は、程よい甘さ。付け合わせで出てきた塩味とミント味のお豆も、冷たいお茶も風流なひとときを運んでくれました。
9 colombo cornershop
アートやデザイン、写真などの古本を中心にした古本屋。「BOYS AMERICANS NOTES」(平凡社)という80年代前半に出されたアメリカの少年たちの辞典を購入。会計時には「他にも何か特別なジャンルをお探しですか?」と店主が声をかけてくれました。コーヒーや紅茶などのテイクアウトもでき、角店としては最高のスポットです。
10 mill pour
南船場にあるコーヒースタンド。軒先にあるテラス席では、お客さんたちがコーヒーを飲みながら夏を楽しんでいます。店主がセレクトしたオーガーニックコーヒーは、癖がなく飲みやすい。ホットドックや焼き菓子もあります。テイクアウトももちろん可能で、ショッピングついでに気軽に寄ることができます。
11 flake records
地方に出かけたら、レコード屋さんに訪れるようにしています。こちらは、数々のミュージシャンたちにも愛されるショップ。販売するだけではなくて、自社のインディレーベルを運営したり、インストアライブも行ったりと、音楽家とリスナーを繋げています。店主が考えるレコメンカードも愛のあるものばかりで聴きたくなってしまうのです。
12 standardbookstore
心斎橋に立ち寄ったら、必ず訪れたい本屋さん。ZINE、セルフパブリッシングなどの面白い出版物もそろえてあり、他の本屋では見つからない面白いものを手に入れることができます。トークショーやワークショップなども積極的に行っています。購入前の本も読む事ができるカフェも地下にあって、ついつい長居をしてしまいます。
13 BAR JAZZ
心地よい音楽が流れるバー。JAZZのみならずお客さんの会話にあわせた音楽を店主がアナログでかけてくれます。音響設備がいいからか、音がとても心地よい。会話の邪魔にもならなく、最高です。店主はソムリエでもあるので、その日飲みたいワインの相談をするのもいいかもしれません。肩肘張らない大人の空間を楽しめます。
14 たこりき
たこ焼き屋さんです。軒先からは普通のお店に見えますが、店内に入りカウンター席に腰をかけると、そこはバル。ワインやシャンパンと一緒に楽しむことができます。厳選された素材を使い、出汁が効いたたこ焼きはもちろん、パテやハムなども美味。暑い季節には「つめたこ(夏季限定)」という急速冷却されたたこ焼きもお目見え。オススメです。
15 こんぶ土居
空堀商店街の中にある昆布屋さん。カウンターの奥で、丁寧に店主が昆布を選別している姿が見られます。こちらのお店で是非手に入れたいのが料理に万能な「本格十倍出し」。大阪の「出汁」文化を守るべく本物の旨味を提供してくれます。昆布、小魚、大豆で作られた「ミネラルいりこん」はお土産にもおやつにもぴったり。
16 純喫茶 アメリカン
昭和21年に創業の老舗喫茶店。店内の内装は、古き良き時代の面影をたっぷりと残していて、居心地抜群。地元のおじいちゃんおばあちゃんから、買い物帰りの若い女性たちまで人気があります。モーニングで伺いホットサンドを。カレー入りで朝から食欲倍増! 人気のホットケーキはふわふわジューシー。
17 二見の豚まん
なんば、南海通りの角で50年以上もの間続いているテイクアウトオンリーの豚まん屋さん。他の所では買うことができない、ここだけの味。具はしつこくなく、皮もふんわり。飲んで酔っぱらった後も、ついつい購入してしまいたくなる味です。赤いエプロンをした気さくな店員さんが手際よく包んでくれる姿も嬉しい。
18 日本工芸館
日本全国の民芸品を展示、販売している工芸館。入り口には、鹿児島の“田の神さあ”や琉球の大きな壷が出迎えてくれてテンションが上がります。入場料を払って中に入ると、古丹波の焼物、現代沖縄の壷屋焼、現代讃岐の絵絣の展示が各フロアで行われていました。1階奥のミュージアムショップも充実しています。
19 一芳亭 本店
中華料理屋さんです。こちらでは、薄い卵に包まれたシュウマイを是非頼みましょう。肉のジューシーさ、エビのうまみ、とタマネギの甘みがふんわりと口の中に溢れて幸せな気持ちになること間違いありません。ほか、豚のテンプラや酢豚、若鶏唐揚げなどもおいしい。こんな店が近所にあったらいいのに、と願う味でした。
〒530-0011 大阪府大阪市北区大深町4-20
グランフロント大阪 ショップ&レストラン 南館 3F
営業時間/10:00~21:00
大阪に到着すると、真っ先に『出入橋きんつば屋』へ行くことが多い。きんつばを買うと必ず、店の人が今日中に食べてくださいと言う。だから食べられる分だけ買えば良いものを、たまにしか手に入れられない訳だから、つい「10個ください […]
大阪に到着すると、真っ先に『出入橋きんつば屋』へ行くことが多い。きんつばを買うと必ず、店の人が今日中に食べてくださいと言う。だから食べられる分だけ買えば良いものを、たまにしか手に入れられない訳だから、つい「10個ください」などと頼んでしまう。甘い物好きということでは人後に落ちないと思うが、さすがに1日に4つか5つ食べるのが限界で、残りそうな分はその日に会う友人たちに配って歩く。本当はお裾分けなどしたくはないのだ。
カミさんと2人で豆大福を食べるときなど、たまに論争になる。大福はあんこが美味いのか皮(餅)が美味いのか。意見が一致することは決して無い。カミさんは皮派、ぼくはあんこ派だ。ちなみにカミさんの好きな和菓子は鮎。カステラの間に求肥が入っているアレだ。ぼくが皮の中に入っているのが皮という感じの鮎に興味が湧かないのと同様、カミさんからしたらほとんどあんこの塊のようなきんつばは興味の対象外である。ところが『出入り橋きんつば屋』だけは、カミさんも美味いと言いながら一度に二つ食べたりする。曰く「皮がいいのよ」。バリバリのあんこ派であるぼくも、ならば皮は無いほうが良いかというとそうではなく、皮があるからこそあんこが引き立つのだという事実を、このきんつばを食べる度に良く理解できるのである。
出入橋きんつば屋 大阪市北区堂島3-4-10 06-6451-3819
あまり馴染みのない街へ旅に出かけると、「あ、このあたりは、どこどこに似ている」という見立てを必ずしてしまう。往々にしてそれは、街の雰囲気によることが多いのだが、地形でもそれが言える。 今回地図を見ているとき、東西に広がる […]
あまり馴染みのない街へ旅に出かけると、「あ、このあたりは、どこどこに似ている」という見立てを必ずしてしまう。往々にしてそれは、街の雰囲気によることが多いのだが、地形でもそれが言える。
今回地図を見ているとき、東西に広がる公園が目に入り、その形がサンフランシスコのゴールデンゲートパークに似ているなと思った。サンセット地区にあるコーヒースタンドと雑貨屋に訪れる際、必ず通る公園である。大阪のそれは「靱公園」と名付けられている。
取材をしていたら、ちょうどそこを横切る機会があった。周辺にはセンスのいい店があり、公園は高い木々が周囲を囲み、中には開けた空間が広がる。噴水のまわりでは、幼稚園児たちが引率の先生たちとキャッキャしている。案内をしてくれた友人から、「バラが咲いているのも有名なのですよ」と聞いた。その整えられた様は、パリのベルシー公園に似ていた。嬉しくなって翌日も訪れた。芝生の上でランチをしている人たちが、公園を楽しむロンドンの住人の姿に似ていた。
つまり靱公園は、サンフランシスコにあって、パリの公園のような雰囲気で、ロンドンの住人が楽しんでいる場所。この「見立て」をする際、どちらが主従の関係にあるわけではない。ただ、この行為をすると、街がぼくにとってどんどん愛すべき存在になっていくのだ。
靱公園 大阪市西区靱本町2-1
※記載の内容は2014年7月の発行時点での情報です。 ※予告なく移転や営業時間等の変更があり得ることをご了承ください。
※記載の内容は2014年7月の発行時点での情報です。 ※予告なく移転や営業時間等の変更があり得ることをご了承ください。