1 とんQ
割烹を思わせる店構えやサービス、きめ細やかな調理が評価され、ミシュランガイド・ビブグルマンに掲載された、とんかつ専門店。豚肉は銘柄にこだわらず、信用できる業者から良質なものを仕入れ、厚めに切って歯ごたえを持たせるのが特徴。肉本来の味を存分に味わえます。落ち着いた空間で食事できる貴重なお店。
1 とんQ
割烹を思わせる店構えやサービス、きめ細やかな調理が評価され、ミシュランガイド・ビブグルマンに掲載された、とんかつ専門店。豚肉は銘柄にこだわらず、信用できる業者から良質なものを仕入れ、厚めに切って歯ごたえを持たせるのが特徴。肉本来の味を存分に味わえます。落ち着いた空間で食事できる貴重なお店。
1 川崎幸市場
川崎市南部の卸売業者、仲卸などを通じて市民の食卓を支えてきた、水産、花、青果を扱う卸売市場。毎月第二土曜日に開催するお買い物イベント「いちばいち」では、一般客も購入できるお買い得商品が目白押し。せりの見学や冷蔵庫の中を歩く体験など、子ども向けのイベントも開催しています。
2 新岩城菓子舗
地元川崎の農家の素材を積極的に取り入れ、国産素材でおいしさを極める菓子店。人気商品は、毎朝四代目がお店で焼く「四代目の朝焼きどら焼き」。いつでも焼きたてをお客さまに提供したいという、こだわりと優しさに溢れています。初節句用の一升餅など、お祝い事に合わせた和菓子も販売。
3 うどんカフェ しげた
昼はうどんカフェ、夜は一品料理とお酒を楽しめるうどんバルとして営業。香川県出身の店主・重田さんのうどんへのこだわりはストイック。天然の飛魚、うるめ、鰯節、油いりこ、利尻昆布など、選び抜かれた食材で仕込むだし汁は、飲み干したくなるおいしさです。写真は夏季限定のレモンのひやかけ。
4 富士見湯
川崎駅西口から歩いてすぐのニコニコ通りに佇む富士見湯は、番台、格天井、富士山のペンキ絵という昔ながらの趣を残す銭湯で、地元民だけでなく銭湯ファンにも広く愛される、憩いのスポット。ミントやラベンダーなどの日替わり薬湯やフェイスタオルが貸し出し無料という嬉しいサービスもあります。
5 東芝未来科学館
川崎ラゾーナ地区スマートコミュニティセンター2階に位置し、過去、現在、未来における科学技術をわかりやすく展示する科学館。子どもたちが楽しく学べるサイエンスゾーンや最新技術を紹介するフューチャーゾーン、東芝の歩みを振り返るヒストリーゾーンなど、さまざまな体験を通じて科学に触れることができます。
6 珈琲苑
ステンドグラスが目を引く駅前のアーケード商店街・銀柳街でゆっくりと珈琲を飲むなら、迷わず珈琲苑へ。サイフォン式で淹れる香り高い珈琲のお供には、店主の城田さんが研究を重ねて配合した自家製生地を丁寧に銅版で焼いた、絶品ホットケーキを。おいしさと居心地の良さで、つい長居してしまいます。
7 成喜
昭和28年、川崎で最初に餃子を出したお店。定番の焼き餃子とスープ入り水餃子は、どちらも豚肉の甘みを凝縮した、懐かしくて優しい味。店主の鬼塚さんは、県内で醸造された味噌をベースに、すりごま、山椒、醤油、砂糖などを加えて作った「かわさき餃子みそ」の開発も手がけています。お土産に是非。
8 川崎屋 東照
大正2年創業、東海道五十三次・川崎宿で知られるご当地ならではの和菓子が評判の老舗。米に栗の甘露煮、小豆、粟をお茶の風味で味付けした「奈良茶飯風 おこわ」は、『東海道中膝栗毛』でも紹介された川崎宿名物「奈良茶飯」を現代風に復刻した商品。川崎宿の歴史を知ることのできる「東海道かわさき宿交流館」も隣接しています。
10 いも
市役所裏のビルの2階で営業するアットホームな韓国家庭料理店。2人前からオーダーできるサムギョプサル(豚の三枚肉)は、サンチュやエゴマの葉など、たっぷりの新鮮野菜がセットなので、ビタミンやスタミナを摂りたい時にぴったり。家族での食事や飲み会は、ゆっくりとくつろげる座敷席がおすすめです。
11 ヒマラヤ
ヒマラヤの景色が描かれた壁面や鮮やかなテーブルクロスなど、ちょっとした旅気分が味わえる、ネパール・インドレストラン。ディナータイムは常時40種類以上のカレーをはじめ、サモサやモモなど、サイドメニューもバラエティ豊かに用意。パーティーなど、大人数での予約にも対応してくれます。
12 サイゴン キムタン川崎本店
チャーミングな店主・クエンさんをはじめ、スタッフは皆ベトナム人。日本人向けの味付けにはせず、本場ベトナム・ホーチミンの母の味を再現することで、たちまち人気店になりました。写真は、ベトナム人の国民食「ブン」。コクのある出汁と、レモングラスやパクチーの爽やかな香りを満喫できる一品です。
13 Bar縁
落ち着いた照明と木目調のカウンターでゆっくりとお酒を味わえるバー「縁」。バーボンウィスキーやジン、ワインだけでなく、季節のフルーツを使ったノンアルコールカクテルも提供するなど、女性やお酒が苦手な人にとっても親しみやすい魅力がたくさん。オープン3年目にして多くの常連客でにぎわうのも納得です。
14 菓子匠 末広庵
川崎大師のお膝元から始まり、その歴史は60年以上。昔からの伝統的な製法にとらわれず、独自の味を追求し、個性溢れる和菓子とスイーツを日々生み出しています。名物の「かりんとう饅頭」は、米ぬかから抽出された油を使用しているため、かりっとした食感とあっさりとした後味が特徴。箱入りの贈答品もおすすめ。
15 鳥彦
多くの飲食店が軒を連ねる仲見世通で、正統派の焼き鳥店として60年以上も地元民から愛される老舗「鳥彦」。1本1本目の前の焼き台で丁寧に炭火焼きしてくれる串は、素材の新鮮さに舌鼓。鳥わさや鳥スープなど、シンプルなメニューの中にも芯のブレないかっこよさが感じられる名店です。
16 モリノ
ゆっくりとお茶ができて、ボリューム満点の食事もできるお店があったら通ってしまいそう……。そんな思いを巡らせる喫茶店がこちら。ナポリタンやチキンカツカレー、エビピラフ、焼きうどんなど、どこか懐かしいメニューが食欲をそそる、会社員や学生の食堂とも言える街の良心的スポットです。
17 シブヤ
市立川崎病院からほど近くの住宅街で60年続く老舗洋菓子店「シブヤ」。ショーケースには毎日、ショートケーキやサバラン、チョコレートケーキなど、クラシカルな商品が並びます。中でもたっぷりと洋酒を含んだサバランは人気の品。併設するカフェスペースで珈琲や紅茶と一緒に味わってください。
18 カネダ食品
川崎駅からバスで約20分の桜本エリアに位置する「カネダ食品」は、本格的なキムチや調味料などを販売する韓国食品専門店。タレやみそ、自家製のお惣菜は、ほとんどが自家製。大手スーパーでは手に入れることのできない、本場韓国の味を求めに常連客がひっきりなしにやってきます。
19 東扇島東公園
人工海浜(かわさきの浜)を有した、海と空と緑を満喫できる公園。園内にはドッグランスペースやちびっこ広場、予約制のバーベキュー広場があり、多目的に利用することができます。潮風デッキからは川崎を象徴する工場地帯が見え、飛行機や大型船舶が行き交う景色も開放的な気分にしてくれます。
20 川崎マリエン
東扇島に位置する「川崎マリエン」は、体育館やテニスコート、資料室などを有するコミュニティー施設。タワー棟10階の展望台は無料開放していて、川崎の街や東京湾を見渡せる360°のパノラマビュー。カメラを構えたくなる絶景が広がります。人気ドラマ「相棒」のロケ地になったことでも有名。
鎌倉に住んで、平日は銀座に通うという生活をしていた時期が10年ほどあった。でも途中駅である川崎や新川崎で降りてみようと思うことは一度もなかった。 ぼくがはじめて川崎駅を目指したのは、猪熊弦一郎の壁画が川崎市役所第3庁舎に […]
鎌倉に住んで、平日は銀座に通うという生活をしていた時期が10年ほどあった。でも途中駅である川崎や新川崎で降りてみようと思うことは一度もなかった。
ぼくがはじめて川崎駅を目指したのは、猪熊弦一郎の壁画が川崎市役所第3庁舎にあると知ったからだ。早々に出かけ実際に観てみたら、考えていたよりもずっと巨大な作品で驚いた。3階分ほどの吹き抜けになったロビーにある壁画は「ロボット誕生」というタイトルで1993年に制作されたのだそうだ。1993年は猪熊弦一郎が亡くなった年だ。
猪熊弦一郎は多くのパブリックアートを残している。東京都内だと上野駅中央改札の「自由」とか、慶應義塾三田キャンパスの「デモクラシー」などがすぐ頭に浮かぶし、ときどき観に出かけたりする。そして壁画を眺めて心が満ち足りたら、今度はお腹を満たそうと考えるのが常だ。上野なら〈ぽん多〉、三田ならそのまま学生食堂にもぐりこんだりする。
ところが、ぼくは川崎のことをほとんど何も知らない。はじめて川崎市役所に行った日もそうだったし、その次に出かけた時もそうだったが、壁画を観終えたら腹ペコのまますごすごと帰るしかなかったのだ。ああ、誰か川崎の素敵なお店を教えてくれないだろうか。
「川崎といえば、加古里子さんでしょう」。児童書を手がける友人からそう言われるまで、加古さんの絵本作家としての原点が川崎にあったということを知らなかった。『どろぼうがっこう』や『だるまちゃん』シリーズ、世代を超えて読み継が […]
「川崎といえば、加古里子さんでしょう」。児童書を手がける友人からそう言われるまで、加古さんの絵本作家としての原点が川崎にあったということを知らなかった。『どろぼうがっこう』や『だるまちゃん』シリーズ、世代を超えて読み継がれている加古さんの代表作は、戦後まもない川崎で、仕事の傍、休みも惜しまず参加していた子どもたちのセツルメント活動(貧困地域の生活向上のためのボランティア)から生まれてきたのだという。加古さんにとってセツルメントは、19歳で敗戦を迎え、それまでの態度を翻した大人たちに失望した時から抱いていた「これからは子どもたちのために生きよう」という志が実践できる場。自作した紙芝居をセツルメントで披露しては、やんちゃな子どもたちの「面白い・面白くない」がはっきりした素直な反応を直に受け取りながら絵本作家の礎を築いていった。
セツルメント活動の場だった幸区にある「北野書店」が、加古さんの生前から企画準備してきたという「かこさとし展―川崎(ここ)から」を観にいくと、加古さんが残した数々の言葉とともに、初公開となる当時の川崎の工場地帯や製鉄所での作業工程などが描かれたいくつもの複製原画が展示されていた。この日の夜に見た、いわゆる川崎の“工場夜景”も、これまでとは少し違って見えたのだった。
※記載の内容は2018年7月の発行時点での情報です。
※予告なく移転や営業内容等の変更があり得ることをご了承下さい。
※記載の内容は2018年7月の発行時点での情報です。
※予告なく移転や営業内容等の変更があり得ることをご了承下さい。