1 浅草花やしき
日本最古の遊園地。おすすめは、ローラーコースターとスペースショットです。どちらとも、園内の風景のみならず、浅草の風景とスカイツリーが垣間みれます(スリルとともに、一瞬だけですけど)。夏場は、お化け屋敷も納涼にいいかと思います。自分の足で歩いて進むのですが、これがいつ行っても怖いんです。
1 浅草花やしき
日本最古の遊園地。おすすめは、ローラーコースターとスペースショットです。どちらとも、園内の風景のみならず、浅草の風景とスカイツリーが垣間みれます(スリルとともに、一瞬だけですけど)。夏場は、お化け屋敷も納涼にいいかと思います。自分の足で歩いて進むのですが、これがいつ行っても怖いんです。
2 焼肉 大和
ここの周辺は、ちょっとしたリトル・コリアになっていて、オモニたちが営む料理屋がひしめきあっています。昼間は、キムチやカクテキを仕込む様子も見られますよ。ドアをあけたならば、そこはもう韓国テイスト満載。小上がりの座敷で、自家製のキムチやカクテキにチャミスル(韓国焼酎)を。で肉を焼いて、大満足。
3 フルーツパーラーゴトー
ひさご通り商店街にあるフルーツパーラー。昔からの建物がたちならぶ中、こちらのお店はコンクリートうちっぱなしの建築。散策途中に、リフレッシュするのにもってこいです。フルーツは全国から旬のものが。パフェなどのメニューは、季節に応じて提供してくれます。みずみずしいものばかりです。
4 東洋館
前身は、渥美清やビートたけしなどを輩出した「浅草フランス座」。落語以外の漫才、コントなど、東京の“お笑い(いろもの)”を楽しめる場所です。常連らしき、地元のおじさんやおばさんがふらりと訪れて爆笑している姿を見ると、この街は芸と笑いで支えられているのだなぁと改めて思います。
5 大衆酒場岡本
通称ホッピー通りと呼ばれる大衆居酒屋がひしめきあう通りにある居酒屋。20歳そこそこの時に、初めて行ったときは少々カルチャーショック。昼間からみんないい顔していて飲んでいる風景にびっくりしたのでした。今じゃ、時間があれば至極の時。シロとスジが入ったモツ煮込みとホッピーで笑顔になります。
6 珈琲アロマ
ネルドリップで丁寧に淹れているブレンドコーヒーは、酸味と苦みの調和が絶妙です。トーストした食パンに生のタマネギとピクルスをはさんだ「オニオントースト」もここでしか味わえないものです。浅草の芸人さんたちにも愛されているのは、店主の人柄によるものだと思います。
7 アンヂェラス
オレンジ通りで、数々の浅草っ子たちに愛されてきた喫茶店。濃厚なバタークリームを使った「アンヂェラス」というロールケーキ、4種類のゼリーが入った「フルーツポンチ」、梅酒入りの「梅ダッチコーヒー」などなど。自分好みの一品を見つけるには、何度か通うことになりそうです。
8 ベトナム料理・ビストロ オーセンティック
地下鉄銀座線の改札近くに広がる浅草地下街。そこに、小さなベトナム料理屋があります。ベトナムの「フォー」というのは、アジア出身の旅人にとってはとてもありがたい存在です。それは、海外旅行の時だけではなく、日本国内の旅行だってそう。新鮮なハーブがたくさん盛られた料理は、どれもこれも本当においしい!
9 御菓子司 亀十
旅をしていると普段ない刺激があるからか、小腹が減ることがよくあります。そんなときにもってこいなのが、浅草では亀十のどら焼。黒あんと白あんがあります。ふんわりとした、焼き色がきれいについた生地が特徴です。お腹の具合にもよりますが、3時のおやつに食べるなら、生地が軽いので、2個はぺろりといけちゃいます。
10 台東区立隅田公園
隅田川沿いに広がる公園。桜の季節ともなれば、1000本以上もある桜目当てに多くの人々が集まります。夏はアジサイ、秋は彼岸花、冬は梅など、四季の情緒を感じられる場所です。対岸にみえるスカイツリーを撮影するスポットとしても最適。おまんじゅうなんか買って、のんびりするのもいいんですよ。
11 中島ベーカリー
コッペパンをメインに売るパン屋さん。ハムカツ、エビカツ、タマゴ、キャベツ、ポテトサラダなどの具材。「トッピング」のオーダー表には、ジャム、ピーナッツ、バター、あんこなどが。“懐かしさ”は人によって違えども、給食でコッペパンが出た人ならば、甘酸っぱい思い出とともに「ウンマー」となること間違いなしです。
12 もつ焼き わかば
新鮮なモツを使った串焼きなどを食べさせてくれる、地元の人が集う居酒屋。普段、東京の西側で暮らしていると「江戸っ子」と出会うこともないのですが、こういったローカルのお店に通うと少しずつ「チャキチャキとはどういうことか?」なんてことがわかってくるような。モツ焼きや厚揚げ納豆などをアテに焼酎で乾杯!
13 季節の生ジュースの店 カド
向島は花街として知られていて、今でも時間によっては、街で芸者さんを見かけることができます。カドは、その隅田川近くの料亭街にあるジュース屋さん。昭和から続く“モダン”な雰囲気を残している店内で、作りたての生ジュースを飲むと、心がすぅっと軽くなるような感じがしました。
14 向島 言問団子
老舗のお団子屋さん。渋谷近辺に住んでいると、東京が江戸であった風合いをなかなか垣間みることができませんが、下町に来ると100年以上続いているお店がたくさんあります。このお店も江戸末期に創業されたようで、店内には歴史の資料なども。3色の団子をいただきながら、知らなかった東京に出会えます。
15 マルミチキン
曳舟の駅から、国道6号線を渡った所に、個人商店が立ち並ぶ「鳩の街通り商店街」があります。鶏肉を扱うこのお店では、冷凍モノは一切使っていないそうです。旅人ならば、焼き鳥、唐揚げなどバラエティー豊かなお惣菜を持ち帰るのがオススメ。愛嬌のあるお母さんが笑顔で接客をしてくれるのも嬉しいです。
16 こぐま
向島周辺では、“昭和”の残り香も充分に楽しむことができます。昔薬局だった所を改装しているこのカフェは、その建物の木造造りにぐっときます。訪れた日は、長く歩いてちょっと喉が渇いていたので、自家製のジンジャーエールを。程よい甘さと炭酸がカラダを潤してくれました。
17 佃忠蒲鉾店 向島店
こちらは、明治創業。江戸の時代から続いている文化の層を多く感じさせてくれるのが、この向島周辺の魅力です。おでん種、さつま揚げをその場で製造。中で食べられるお店ではなく、基本はテイクアウト。東京近辺から訪れた“旅人”であれば、軒先で煮られているおでんをお家に持ち帰ることができますよ。
18 Bee
深夜3時まで営業しているバー。ウィスキーやカクテルなどもさることながら、元々中華料理のコックさんだったマスターが作るご飯がウマい。大の人気は、五目おこげ。ほんのりと香るごま油、プリプリのえび! 1軒目としても、2軒目としてもヨシ!なお店なのです。
〒131-0045 東京都墨田区押上1-1-2
東京スカイツリータウン・ソラマチ 3F
営業時間/10:00~21:00
大人ともなると馴染みの寿司屋が何軒かあって、後輩たちを連れていってたらふく食べさせるというようなことをしたほうがよいのだろうが、何しろ金がないし、そもそも馴染みの寿司屋がない。客と職人の緊張した(あるいは距離が近い)関係 […]
大人ともなると馴染みの寿司屋が何軒かあって、後輩たちを連れていってたらふく食べさせるというようなことをしたほうがよいのだろうが、何しろ金がないし、そもそも馴染みの寿司屋がない。客と職人の緊張した(あるいは距離が近い)関係が苦手なのだ。だから、谷中で商売をしている若い友人が「今度、ぼくの好きな寿司屋に一緒に行きませんか?」と誘ってくれたときは、ちょっと複雑な気分だった。年下の男でさえ馴染みの寿司屋があるのに…。
タクシーで向かう道すがら、友人はしきりに「気に入ってもらえるかな。ちょっと変わった店なので」とそわそわしている。大通りから脇道に入ると、先のほうにぼんやりと看板が見えた。近づいてわかったのだが、看板の真ん中には大きく「棒」という文字が書かれ、右下に「468」という数字が添えられている。「ちょっと変わった」というのは、つまりこういうことだった。この寿司屋は江戸前ではなく棒寿司や押し寿司が専門で、しかも屋号は例の数字「468」をヨーロッパと読ませる。緊張がいっぺんでほぐれた。店内も居心地がよく、適当な肴で日本酒を飲んだ後に、鯖の棒寿司と穴子の押し寿司と太巻きを食べる。これからは馴染みの寿司屋はどこかと聞かれたら「ヨーロッパ」と答えることにしようと決めた。
468 台東区西浅草3-23-14
スカイツリー周辺を歩くといって、真っ先に思いついたのが、故郷に住む、古くからの友人だ。彼はコーヒーの焙煎をしている男で、以前ぼくに「浅草でものすごくいい喫茶店へ行ったのだけれども、知っているか?」と言っていたのだった。浅 […]
スカイツリー周辺を歩くといって、真っ先に思いついたのが、故郷に住む、古くからの友人だ。彼はコーヒーの焙煎をしている男で、以前ぼくに「浅草でものすごくいい喫茶店へ行ったのだけれども、知っているか?」と言っていたのだった。浅草は、いま自分が住んでいる場所から地下鉄で30分ほどなのに、まるで特急列車に乗っていかなきゃいけないくらいのイメージを持つほど、心理的な距離があった。だから、もちろんその店のことも知らなかった。
どこかにメモをしたと思い、探すと、携帯電話のメモに「浅草 アロマ ロックスの近く 喫茶店」とちゃんと書かれていた。
店に入って、ぼくは興奮した(声と表情にはしなかったけど)。近くに住んでいるとおぼしきマダムがひとり新聞を読みながらコーヒーを飲んでいる。ぼくがオーダーをすると、店主は、カッコイイ振る舞いでコーヒーを淹れてくれる。「観光地の店」という感じは毛頭なく、人々が生活する場所にある、芯の通った店だったのだ。
この『アロマ』のような自分にとてもフィットしたお店を知ると、“アウェイ”だと思っていた場所の距離はぐっと縮まる。「ぼくの街」って言い張るには時間がかかるだろうけど、これからはもっと気軽に浅草へと足を運べるような気がしている。
※記載の内容は2012年5月の発行時点での情報です。
※予告なく移転や営業内容等の変更があり得ることをご了承下さい。
※記載の内容は2012年5月の発行時点での情報です。
※予告なく移転や営業内容等の変更があり得ることをご了承下さい。